【厚木市周辺】肩の力を抜いて自分の為にゆっくり時間を過ごしてほしい。店主の一人一人への喜んでもらいたいという思い、糀を使った体によいお料理を素敵な器でいただけます。

お店に行くまでプチ旅行気分。本厚木駅から車で約26分、県道60号を宮ケ瀬ダム方面へ向かって進みます。清川村の自然豊かな道を通り、今回の目的地「米花庵（まいかあん）」があります。

バスで行く場合、本厚木駅から宮ケ瀬行きに乗り、「別所温泉入口」バス停で下車し、徒歩約1分です。

清川村で、2025年3月にオープンした「米花庵」に行ってきました。訪れた日は、6月末日に取材に行かせていただいたため、現在のメニューとは異なります。ご了承ください。

店主がお店を出したきっかけをお伺いしました。

実は店主は、トマトを作ったりマルシェのお手伝いをしたりと厚木農園で働いています。そこで、月一回開催される「ちっちゃ森マルシェ 」で出店者の皆さんが、ご自身で何かを作ってそれを皆さんに喜んでもらっている姿を見て憧れを持ったそうで、自分が作ったもので人に喜んでもらいたいという気持ちが膨らんでいったそうです。

店主は、「おはぎともなかと」代表の廣瀬 裕美子さんから、あんフラワーを習いつつ、発酵教室の講座を受けて、発酵食品「醤（ひしお）」を使った料理をするようになりました。美味しくて体にいい「醤（ひしお）」を使ったお料理を皆さんに届けられたらいいなと思っていたそうです。

厚木農園でトマトを作っている傍ら、店主のご主人が物件を探していて、この素敵な場所に巡り合えたそうです。店主のご主人は、小野にある「地焼うなぎ ひらさわ」の店長さんです。その関係で「あつ木　みやこ家さん」で使用していた食器をこちらで使っています。とても素敵な器ばかりなのでぜひ見て楽しんでください。

もともと、こちらのお店の前は、カフェがありました。そのまま使えるものや、「米花庵」らしく、椅子の張地を変えたり、カウンターを変えたり、ご家族で手を加えて今の内装になったそうです。

「米花庵（まいかあん）」という名前の由来には、様々な人とのご縁が繋がり生まれた名前だそうです。米花庵で使われているお茶碗は、「時土器tokidoki」さんが創り出した器です。「時土器tokidoki」さんと出会った時に、お店の名前を決めてもらったそうですよ。

※2025年6月のメニュー

お店のメニューはお野菜の旬の時期が変わる時に、メニューが変わります。メニューは米花膳​2,500円（税込）のコース料理のみになります。

食材には、愛川町の有機農園けのひさんのお野菜や、厚木農園のお野菜も使われています。旬の食材を取り入れて一品一品店主が丁寧に作っています。またお肉は、うすいファームさんのあつぎ豚を使ったメニューも増えました。どんなメニューが出来上がるのか、今後も目が離せません。

こちらは、湯豆腐（小松菜の豆乳ポタージュ　揚げ牛蒡）です。三橋豆腐さんの豆乳を使って作られています。

こちらのお野菜かごには、旬の食材を使って厚木農園のトマトを使った新玉ねぎとパセリの米花庵風タブリ、ズッキーニ田楽、春菊のサラダ（自家製ひしおとはちみつナッツドレッシングがけ）、そら豆とじゃがいものニンニクソテー、アスパラガスと温玉（豆乳ソース）です。

グリルプレートには、自家製玉葱ひしおのサルシッチャと旬菜の塩麹グリルでした。

待ってました、土鍋ご飯！　山形県庄内産「ゆめごこち」を土鍋で炊いたご飯を頂きます。お米が一粒一粒しっかりとしていて、ツヤツヤでふっくらと美味しくいただきました。

お野菜たっぷりのこうじ味噌汁と、旬野菜の浅漬けと自家製ひしおで頂きます。

最後は、甘味。この日の甘味は、白胡麻豆乳アイスとフロランタンでした。フロランタンにアイスを乗せて食べても美味。とっても大満足なコースでした。

店内には、４テーブルあり、席と席との間隔を広くとってくださっているので、ゆったり時間を過ごすことができます。少ない席数ですので、訪れる際は予約必須です。営業日が、火、水、木曜　11:00〜15:00になります。テーブルは、大きめなので、１テーブルに6名まで座ることもできます。

普段は、忙しかったり疲れていたりしてご飯をゆっくり食べることが出来ない方、ここに来て、自分の為にゆっくり時間を使ってお食事を楽しんで行かれませんか？　コース料理を1時間半～2時間くらいかけて食べ、体にいいお食事で自分を癒しに行きませんか？　

もう一度お伝えしますが、席に限りがありますので、お早目のご予約をオススメします。器も素敵で、そこに盛られたお食事もどれも優しいお味、お店の空間も素敵です。大切な方と一緒に、また、自分へのご褒美時間にいかがでしょうか？　

米花庵はこちら↓