【厚木市】人形芝居を繋いで50年。市内では2座が相模人形芝居を伝承しています。あつぎ郷土博物館で記念展3月5日まで開催中。

2023年2月12日(日)に厚木市文化会館大ホールで、「第50回記念相模人形芝居大会」が開催されます。

相模人形芝居

※読者様よりご提供写真

こちらのチケットはすでに申し込み締め切りが終わっていますが、関連事業として、あつぎ郷土博物館にて相模人形芝居大会第50回記念展「人形とともに-相模人形芝居の50年-」を開催しています。

企画展 人形とともにー相模人形芝居の50年ー
開催期間:2023年1月14日(土)~3月5日(日)
時間:9:00~17:00(ただし、入館は16:30まで)
※注意※会期中の休館日は、1月30日(月曜日)、2月27日(月曜日)
場所:あつぎ郷土博物館
チラシ:

あつぎ郷土博物館

内容:国指定の重要無形民俗文化財として、評価されてきた相模人形芝居ですが、年に一度、神奈川県内の五座(長谷座、林座、下中座、前鳥座、足柄座)が総出演する相模人形芝居大会は今年度、50回の節目を迎えます。これを記念して、人形芝居への理解を深め、その過去、現在、未来を一望する展示を開催いたします。

福伝寺

市内では、長谷と林の2座が伝統を繋いでいます。

相模人形芝居は、江戸時代中期頃に始まったといわれています。
鉄砲を撃つような構えで人形を持つ「鉄砲差し」と呼ばれる独特の操法と、文楽と同様に一体の人形を主遣い、左遣い、足遣いの三人が協力して操る「三人遣い」に特徴があります。特に「三人遣い」は、世界でも日本のみの操作技法であり、大変珍しい技法となっています。

福伝寺

相模人形芝居は、江戸時代中期ごろに始まり、江戸時代の終わり頃には、大阪の人形師 吉田朝右衛門が指導していたといわれ、厚木市林の福伝寺には朝右衛門の墓碑があります。長谷の堰神社には、淡路から伝わったとされる翁面があり、記念碑も建立されています。

あつぎ郷土博物館中庭

あつぎ郷土博物館では、関連講座を開催します。ご興味がある方は当日14時までにあつぎ郷土博物館に直接お申し込みください。

講座1 「劇作家・芸能史家としての永田衡吉(ながたこうきち)」
日時:1月22日(日曜日) 14時~16時
講師:舘野太朗 (東京文化財研究所)
講座2「国指定重要無形民俗文化財としての相模人形芝居」
日時:2月5日(日曜日) 14時~16時
講師:大谷津早苗(昭和女子大学教授、厚木市文化財保護審議会委員)
講座3「国指定重要無形民俗文化財・相模人形芝居の今後」
日時:2月18日(土曜日) 14時~16時
講師:齊藤裕嗣 (元文化庁調査官、國學院大學非常勤講師)
関連講座 申込方法
場所 あつぎ郷土博物館 体験学習室
定員 50人
申込み 講座1から講座3については、当日14時までにあつぎ郷土博物館に直接お越しください。
相模人形芝居

※読者様よりご提供写真

記念公演、体験講座5「寿式三番、音冴春臼月 団子売」
日時:2月25日(土曜日) 14時~16時
演者:相模人形芝居 長谷座、入江敦子、竹本土佐子
記念公演、体験講座 申込方法
場所 あつぎ郷土博物館 体験学習室
定員 50人
申込み 各講座開催日の5日前までに電話、講座予約システム又は博物館窓口でお申込みください。抽選。受講の可否は、各回ごとに受付を締め切った後にご連絡いたします。

企画展示室及びホールにおいて、企画展の展示解説を実施いたします。
日時 2023年1月14日(土曜日)、2月4日(土曜日)、3月5日(日曜日)
午後2時から30分程度
解説者 大野一郎 学芸員
申込み 当日直接 あつぎ郷土博物館へ
相模人形芝居は、江戸時代から相模国に伝わった人形浄瑠璃のひとつで、神奈川県内で独自に育まれてきた伝統芸能です。ぜひこの機会に、学んでみませんか?
 
2525かおさん

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